例えば学校、例えば主催者、その理解があることで環境が整い、共同プロジェクトが進んでいく!!


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ブログに、嬉しいことを書くのは、大好きです。
いいことは、ふわりとやってきて、心を温かくします。

今週の短大での出来事。
私は、毎週声なしの授業をしていて、休憩時間でも、学生達と声で話すことはありません。
学生達も質問などは、紙に書いたり、ホワイトボードに書いたりするし、私も筆談や手話で答えるので、周りは音声会話のない空間です。

その教室へ、次週についての連絡のため、教務の方が訪れました。
最初、私も気づかなかったのですが、その方は、扉のところで手をあげて私と目を合わせたら、軽く手招き。どうしたのかな?と思ったら、さっと、私を隣の講師室に呼び、学生達から見えない場所に来て、ようやくハキハキとしっかりした日本語で(当たり前ですが。笑)話し始めました。
そこで初めて、「来週のことなんですが、何時に◯◯××で、△△ということで、お願いします。」と、必要事項を説明。私も声で「はい、わかりました。」とお答えしたところで、「じゃ」と言ってにっこり笑って去っていかれました。

そうです。
この方は、私が学生達の前で日本語で話さなくていいよう、環境に配慮して、別室に呼んで事務連絡をしてくださったのです!!

教授・講師の方々には、それぞれ指導方針があるわけですが、その先生方が、何を大事にされているか、芯をとらえていなければ、教育活動のサポートはできません。
この時、担当の方は、「南先生は学生と手話で話すことを大事にしている。音声は使わない。休憩時間であっても、その状況を崩さないように。」と考えて、こういうご連絡をしてくださったのです。とても嬉しくなりました。

これは、私を尊重してくださったというよりも、「私の指導方針を尊重」してくださったわけで、学生達が手話を学ぶ環境を「教務の方も一緒に」整えてくださっているのだなあとわかり、とても感動しました。

こういうことって、本当に、ふわりとやってくる。
そして、今までそんなこと考えても見なかったのに、普段から、こうやって授業をサポートしてくださっているのだと、これまでの過去ごと嬉しくなりました。

学校教育も、様々なイベント・プロジェクト・企画なども、担当者や主催者や、周りの関係者ごと、みんなが目的を共有し合うことで、物事は豊かに達成されていく。
担当者に任せきりにしない姿勢、共に行動する思い。みんなが同じ目標を目指して動く。

日頃、様々な方々と活動させていただいている私には、こんな姿勢がとてもありがたく、みんなが同じビジョンを見る!ことの大切さを改めて、感じました。感謝。

今週の、中庭の大もみじは、少しずつ色が変化。でも、全体はまだまだ深緑色です。

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一方、別の場所にある広葉樹は、すっかり赤に。青い空に映えて、秋の訪れをしっかりと伝えてくれています。