手話で歌う!学生たちの工夫とチャレンジ!!


手話で歌うということは、聞こえない人たちに、耳からではなく、目から表現を楽しんでもらえるようなさまざまな工夫が必要だし、聞こえない人のすべてが手話の歌を好きなわけでもない。

これは、今年も、このブログの「保育園・幼稚園における 心ある手話の歌への取り組みについて」

https://minamiruruka.seesaa.net/article/484414972.html で、書かせていただきました。


神奈川県の短大の、保育を学ぶ学生たちは、今年も手話の歌に挑戦しました。

今月に入り、耳の聞こえないゲストに、きちんとした本物の体験を語ってもらい、たくさんの質問をし、交流した後、自分たちの作った手話の歌を見てもらいました。


昨今の保育園・幼稚園では、必ずと言っていいほど、手話の歌が取り上げられており、保育士の卵の皆さんにも、そのあり方を、しっかりと学んでもらうことは、とても大切なこと。

聞こえない人に点数もつけてもらい、今後気をつけて欲しい点なども、指摘してもらいました。


もちろん、ほんの少し練習しただけでは、手話の歌もなかなかうまくできません。手の形がおぼつかない学生もいました。

でも、学生たちは、その分、「自分たちのできること」も一生懸命準備してくれました。


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一つのクラスでは、子供たちにも人気の「虹」に、手話をつけて歌いました。

このクラスのよかった点は、実際に手作りのカードで、みんなで協力して「虹」を作ったことです。

写真のようなカードを一人一人が手に持ち、高さも変えてアーチのように表現。

カラフルで楽しい歌になりました。


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もう一つのクラスは、「小さな世界」を表現しました。

聞こえてくる楽器を全て絵にして頭につけ、音が聞こえる順番に、みんなが出てきて楽器が踊るように表現したグループもありました。

中には、タイトルを手作りして、はじまる前に掲げたチームもありました。

また、長い間奏では、体操の得意な女子が、側転などをして、全身で楽しさを表現したグループもありました!!


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今年の手話の歌の発表は、校内のチャペルを使わせていただき、みんなが舞台に上がって歌って踊りました。

大きなクリスマスツリーも華やかで、楽しい発表になりました。


「目で楽しめる」工夫は、保育を学ぶ学生たちならではの面もありましたが、ただ立ったままではない、「聞こえない人に伝えたい」という思いのあふれた表現になりました。

「手話で歌う」と聞けば、私たちはとかく、手を動かすことに、気を取られがちですが、そのほかにも歌や音楽を伝える方法は、山のようにある!と、学生たちの努力が教えてくれています。


卒業後、彼らは、学んだ手話もどんどん忘れていってしまうと思います。

でも、この授業があったこと。そして、みんなで、手話の歌を「目で見て楽しんでもらおう」と努力したことなどを、大事に覚えておいて欲しいと願っています。