コーダ(CODA, Children of Deaf Adult/s)
コーダ(CODA, Children of Deaf Adult/s)
きこえない・きこえにくい親を持つ、きこえる子ども。両親ともきこえなくても、どちらか一方の親だけがきこえなくても、また親がろう者でも難聴者でも、きこえる子どもはコーダとされる。1980年代にアメリカで、生まれた言葉。
(Jコーダ:コーダの日本の当事者組織 https://jcoda.jimdofree.com )
ドラマ「しずかちゃんとパパ」
今回は、ドラマの中で、コーダとは何かということが、静や圭一、友人の真琴などを通して描かれていました。

人を見つめすぎて、相手に誤解を与える。
人を指差す。(手話は言語的に指さしが多い。)
ボディランゲージみたいなのが得意なので、外国の人とも通じやすい。
などなど・・・CODAの人には、ユニークな特徴が色々ある。
ろう者と手話に囲まれた生活の中で、「目」で物事を見つめ、相手の言いたいことをキャッチしようとしてきたので、聴こえる人が相手でもついつい見つめ過ぎて「俺のこと、好きなの?」と誤解されたりしてしまうというような、さまざまなギャップ。これらは、ささやかなことのようにも見えるが、実は大きな違いとなる場合もあり、日常の中で、自分も相手も混乱してしまう・・・
私の、コーダの友人たちも、ドラマ中、こうしたこと「あるある!」と言いながら、いろんなことを教えてくれています。

一体私は、誰なのか?
それは、誰にもある、悩みであり壁であるかもしれません。
例えば、私は、実は、料理を作ることも、食べることもあまり興味がない!!笑 白いご飯と、ある程度のタンパク質と野菜があればいい。笑
コーヒーも紅茶も、ミルクを入れずにはおられない。
犬が大好きで、友達と駅に向かっている途中でも、散歩中のワンちゃんに出会うと、声をかけて話さずにはおられない。(今、家に犬がいないからなおさら!)それが始まったら、なかなか動こうとしない。笑 そして、友達に愛想をつかされる。笑
私は日系人ファミリーに生まれて、一般的な日本的文化がよくわからない。言葉遣いの感覚も、わからない。もちろん、意味はある程度正しく話せるが、やんわりとした表現にやや欠けている。オーストラリア系なので、人との触れ合いもサラーッとしている。(人と人の距離感が、広ーい。笑)イエス・ノーが、はっきりしている。欧米文化の影響を受けた家族に囲まれて育ったので、表情がくるくる変わる。人をじっと見がちなのも、手話のせいではなく、このせいのような気がする。
そもそも料理も、オーストラリア系(イギリス系)日本人なので、これぞという食べ物のインパクトが薄いお国柄の、影響を受けているのかもしれない。
オーストラリアの友人たちは男女を問わず、お弁当も、パンと缶詰を持ってきて、ランチになると缶詰を開けて、パンに挟んで食べるくらいだから、とにかくみんな食には、大雑把。
私は、いわゆる日本や、フランスや中国やイタリアみたいな、なんか、こう深みや味わいのある食環境に触れて来なかった。笑笑 とりあえず、どーでもいい。笑
かと言って、日本生まれで日本育ちだから、英語が話せるわけでもない。大汗笑笑
そんな自分には、人とのコミュニケーションのあり方や、生き方に迷うこともよくあるが、それは、私が悪いのか?
多数のそうじゃない人に囲まれると、戸惑ってばかりで、頭がハレーションを起こすこともある。いい大人がと思うかもしれないが、それは、結構逃れられない私の育ちだ。
そう言ったことも、このドラマでは、改めて振り返る機会をもらった。
「私は誰なのか?」それは、少数派に与えられた人生の課題でもあるように思う。
「しずかちゃんとパパ」からは、私自身もまた、何か大きな癒しをもらっている。
『いいですよね。私のこと嫌いな人がいても、私の好きな私でいて。いいですよね。それで、人に好きになってもらっても。。』静が、自分の在り方に目覚めていく、涙溢れるシーンだ。

※ろう者の父純介が、手と足を捻挫したシーン。
(本人が「パーパーパーパー」と叫び続けているのは、「これじゃ、この手は使えない。」「やられた」という意味にもなる手話「パー」からきている。本番中の、純介の痛みに耐える叫び方をどうすべきかと、監督たちが悩んでいた時、ろう者の江副くんが、こういうシーンならろう者は「パーパー」と言う!!とアドバイスし、ここに取り入れられています。)

「パー」「おじゃん」「台無し」などに使われる手話
このドラマでは、CODA のはせ亜美ちゃんが、全編に渡り、静の手話翻訳・指導を手がけている。彼女が、しずかの人生を、自分の生き方にもなぞらえながら、体当たりで挑戦したこの作品は、CODAのさまざまなナチュラルな姿を、描き出している。
私は感動を持って、傍に立たせてもらっている。
はせ亜美ちゃんのプロフィールは、こちら。
https://minamiruruka.seesaa.net/article/485906676.html
きこえない・きこえにくい親を持つ、きこえる子ども。両親ともきこえなくても、どちらか一方の親だけがきこえなくても、また親がろう者でも難聴者でも、きこえる子どもはコーダとされる。1980年代にアメリカで、生まれた言葉。
(Jコーダ:コーダの日本の当事者組織 https://jcoda.jimdofree.com )
ドラマ「しずかちゃんとパパ」
今回は、ドラマの中で、コーダとは何かということが、静や圭一、友人の真琴などを通して描かれていました。

人を見つめすぎて、相手に誤解を与える。
人を指差す。(手話は言語的に指さしが多い。)
ボディランゲージみたいなのが得意なので、外国の人とも通じやすい。
などなど・・・CODAの人には、ユニークな特徴が色々ある。
ろう者と手話に囲まれた生活の中で、「目」で物事を見つめ、相手の言いたいことをキャッチしようとしてきたので、聴こえる人が相手でもついつい見つめ過ぎて「俺のこと、好きなの?」と誤解されたりしてしまうというような、さまざまなギャップ。これらは、ささやかなことのようにも見えるが、実は大きな違いとなる場合もあり、日常の中で、自分も相手も混乱してしまう・・・
私の、コーダの友人たちも、ドラマ中、こうしたこと「あるある!」と言いながら、いろんなことを教えてくれています。

一体私は、誰なのか?
それは、誰にもある、悩みであり壁であるかもしれません。
例えば、私は、実は、料理を作ることも、食べることもあまり興味がない!!笑 白いご飯と、ある程度のタンパク質と野菜があればいい。笑
コーヒーも紅茶も、ミルクを入れずにはおられない。
犬が大好きで、友達と駅に向かっている途中でも、散歩中のワンちゃんに出会うと、声をかけて話さずにはおられない。(今、家に犬がいないからなおさら!)それが始まったら、なかなか動こうとしない。笑 そして、友達に愛想をつかされる。笑
私は日系人ファミリーに生まれて、一般的な日本的文化がよくわからない。言葉遣いの感覚も、わからない。もちろん、意味はある程度正しく話せるが、やんわりとした表現にやや欠けている。オーストラリア系なので、人との触れ合いもサラーッとしている。(人と人の距離感が、広ーい。笑)イエス・ノーが、はっきりしている。欧米文化の影響を受けた家族に囲まれて育ったので、表情がくるくる変わる。人をじっと見がちなのも、手話のせいではなく、このせいのような気がする。
そもそも料理も、オーストラリア系(イギリス系)日本人なので、これぞという食べ物のインパクトが薄いお国柄の、影響を受けているのかもしれない。
オーストラリアの友人たちは男女を問わず、お弁当も、パンと缶詰を持ってきて、ランチになると缶詰を開けて、パンに挟んで食べるくらいだから、とにかくみんな食には、大雑把。
私は、いわゆる日本や、フランスや中国やイタリアみたいな、なんか、こう深みや味わいのある食環境に触れて来なかった。笑笑 とりあえず、どーでもいい。笑
かと言って、日本生まれで日本育ちだから、英語が話せるわけでもない。大汗笑笑
そんな自分には、人とのコミュニケーションのあり方や、生き方に迷うこともよくあるが、それは、私が悪いのか?
多数のそうじゃない人に囲まれると、戸惑ってばかりで、頭がハレーションを起こすこともある。いい大人がと思うかもしれないが、それは、結構逃れられない私の育ちだ。
そう言ったことも、このドラマでは、改めて振り返る機会をもらった。
「私は誰なのか?」それは、少数派に与えられた人生の課題でもあるように思う。
「しずかちゃんとパパ」からは、私自身もまた、何か大きな癒しをもらっている。
『いいですよね。私のこと嫌いな人がいても、私の好きな私でいて。いいですよね。それで、人に好きになってもらっても。。』静が、自分の在り方に目覚めていく、涙溢れるシーンだ。

※ろう者の父純介が、手と足を捻挫したシーン。
(本人が「パーパーパーパー」と叫び続けているのは、「これじゃ、この手は使えない。」「やられた」という意味にもなる手話「パー」からきている。本番中の、純介の痛みに耐える叫び方をどうすべきかと、監督たちが悩んでいた時、ろう者の江副くんが、こういうシーンならろう者は「パーパー」と言う!!とアドバイスし、ここに取り入れられています。)

「パー」「おじゃん」「台無し」などに使われる手話
このドラマでは、CODA のはせ亜美ちゃんが、全編に渡り、静の手話翻訳・指導を手がけている。彼女が、しずかの人生を、自分の生き方にもなぞらえながら、体当たりで挑戦したこの作品は、CODAのさまざまなナチュラルな姿を、描き出している。
私は感動を持って、傍に立たせてもらっている。
はせ亜美ちゃんのプロフィールは、こちら。
https://minamiruruka.seesaa.net/article/485906676.html