手話あいらんどTVクロスカルチャー「この手話は何？〜口元でプー！」

手話あいらんどTVクロスカルチャー「口元からプー！」
これって、どんな意味？

手話を学んでいるのに、なかなか上手くならない・・・
そんなあなたは、ろう者の手話に触れてみて。
出会いとふれあいが、コミュニケーションの始まりです。
ろうの人の手話を、いっぱい見て、いっぱい話せば、わかるようになってきたりする！！

ろう者でネイティブサイナーの河内健治と、手話通訳士の南 瑠霞がお話しします。見てね！



（簡単な内容）
口元で手をひらくこの表現について、説明します。
「口元からプー」

例文を手話で見てみましょう。
まずは、手話のみで。
① （動画をご覧ください）
② （動画をご覧ください）

音声を少しつけてみましょう。
① 偉い人が見えてお話をされているのだけど・・「プー」これ。
② ビールがずらりと並んでる。端っこのこれ、みたことない。「プー」これ。

この二つの「プー」は、同じような手話ですが、意味に違いがあります。考えてみましょう。

実は、
①は、「くだらない」「笑っちゃう」「吹き出す」と言った意味で使われている表現です。
②は、「珍しい」「目に新しい」「初めて目にした」「特徴がある」という意味で使われていて、これは、口元でなく、目元にかかった手話です。顔の同じような位置で表現されていますが、ちょっと意味合いが違うんですね。

こんな違いに加え、他の意味合いの使われ方の例もあります。３つご紹介します。
① 偉い人が見えてお話をされているのだけど、見てみると・・つまんない。（笑っちゃう）
② ビールがずらりと並んでる。端っこのこれ、見たことない。「珍しい」「初めて見た」！！
③ 突然プロポーズされた〜！！「実は・・」彼がいます。汗

③ は、「実は」「カミングアウト」「告白」などの意味があります。「口から本音がこぼれる」という表現です。　

似たように見える手話でも、いろんな意味合いがありますね。
参考にしてみてください。



提供：手話アイランド手話教室
出演：河内 健治・南 瑠霞
編集：青木 孝二