江田島焼き〜牡蠣殻(かきがら)100%の釉薬(ゆうやく)が 味わい深い食器たち
江田島焼きの陶芸品が美しい、沖山工房を訪ねました。
牡蠣殻(かきがら)100%の釉薬(ゆうやく)を使い、さまざまな食器・花器などを作っておられます。
江田島らしい独自の陶芸を追求し続けたご主人が、地元の名産である牡蠣の貝殻の部分を利用した釉薬を使い、他にはない手法で焼き上げることに成功したもので、「江田島焼き」と呼ばれています。
冬場に人気の牡蠣(かき)は、江田島では養殖も盛んで、特産品の一つでもあります。牡蠣は、もちろん食品として大変有名ですが、割られた後の貝殻は、一般にゴミとして扱われることも多く、そのほかには、ミネラル分を多く含んだ特性を活かし園芸用の肥料として注目されています。
その牡蠣殻を陶芸の釉薬として積極的に使っているのが、沖山工房。特に、牡蠣殻釉薬100%で焼かれたものは、茶色の色合いがその時その時偶然の風合いを出し、出来上がりが味わい深いのだそうです。
私は、小さなお茶碗を、買いました。手に持つと軽く、使い勝手が良いのも魅力。
可愛い小皿もいろいろ。
大きな花器も。その時々の、焼き方の偶然で出来上がる風合いが見事です。
これは、他の釉薬も混ぜた作品。青の色合いが美しい。
島を車で巡りながら、偶然見かけたお店で、素敵な食器に出会いました。
感謝。