江田島手話サークル コスモス
2022年6月。
広島ろう者大会を機に、その前の期間を利用して、およそ10年ぶりに、生まれた街に戻りました。
今回、今まで行けなかった、地元の手話サークルに初めてお邪魔しました。
卒業以来全く連絡を取っていなかった中学の同級生が、手話を学んでいたり、要約筆記の勉強をしていたりと、感動の再会もありました。
みんなが、「南さんがきてくれた」と、すごく喜んでいろんな話をしてくれました。
聞こえないご夫婦の中には、耳が聞こえず、両親が話すネイティブの手話を母語として身につけた娘さんを、地元江田島の一般の小中学校に通わせたという方もおられました。その間ずっと地域の手話通訳者の方が一緒に学校に通い続け、娘さんは全ての授業を手話通訳付きで、受けたのだそうです。校長先生や、地元教育委員会、通訳関係者の協力体制を、1から作っての情熱あふれる授業。
江田島では、聞こえない子供たちが、ろう学校に通うためには、島から出て、本土の呉市や広島市にいかなければいけません。
聞こえない娘さんは、家族ではただ一人耳の聞こえるお兄ちゃんが、地元の一般校に通っていたことから、自分もどうしても、お兄ちゃんと同じ学校へ行きたいと願い、それが叶えられての入学でした。
手話を学ぶ方々も、街でふとしたきっかけで聞こえない方に会ったから。前から興味があったところ、市の広報誌で講座を見かけたので。親がろう者だったが、幼い頃手話をすることは少なく、大人になって真剣に学んだ。など、本当に、さまざまな方々がおられました。
私が、幼い頃住んでいた江田島で、ろうの方々も力強く生活しておられ、皆さんが集まっていろんな勉強をされている姿を拝見し、大きなエネルギーを感じました。
江田島って、すごいじゃん!!
コスモスの皆さんが、一緒に写真を撮ってくださいました。本当にありがとうございました!!