由紀さん、穂鷹くんありがとう!!ドラマ「silent」

聞こえないことがテーマとなっているドラマ。ささやかな一コマに、注目してくださった方はおられるでしょうか?

中途失聴で聴力が失われようとしている青年が、病院を訪れると、そこには、耳の聞こえない女性とその子供がいた。
幸せそうに手話で話す姿は、聞こえないことは悲劇ではないよと、教えてくれているようです。

病院の待合コーナーで、かわいい手話会話を披露してくれているのは、ろう者でネイティブサイナーの山口由紀さんと、CODAの5歳の男の子淺野穂鷹くんです。
雨の撮影日、埼玉県の現場に集合して撮影が行われました。

山口さんは、手話による舞台活動や、この冬公開の映画「ケイコ目を澄ませて」にも出演しているろうの女優さん。小学生の娘さんを持つワーキングママでもあります。
淺野穂鷹くんは、聞こえないママを持つCODAのお子さん。普段家の中でも、家族で手話でお話ししているそうです。
山口さんに、似た年頃のお子さんがいることもあり、2人はすぐに打ち解けて、暖かいシーンになりました。

街に手話があふれる時代になり、見る人の目も変わり、中途失聴の人の中にも、新たに手話を学び、それを言葉として生きていこうとする人が増えています。
時代を映すように、あるがままの親子の姿を、温かく演じてくれた、由紀さん、穂鷹くん、本当にありがとうございました。
手話もまた、人の心を支える愛情のこもった言葉そのものなんだと、暖かい思いをもらえました。感謝。

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全国フジテレビ系ドラマ「Silent(サイレント)」
2022年秋 第2話 病院シーンの一コマ
※コーディネート:手話あいらんど
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リハーサル中、仲良く話す2人。
■山口 由紀(やまぐち ゆき)ろう者。俳優。
■淺野 穂鷹(あさの ほだか)5歳。CODAの男の子。

※ CODA(コーダ)
聞こえない、または聞こえにくい親を持つ、聞こえる子ども。