春の支度が密かに進む大もみじ
保育士の卵を育成する短大の、手話の授業。
今週は、テストでした。
今まで学んだ知識や技術が、ちゃんと身についているか確認する試験です。
学校ですので、これによって成績もつくことになりますが、私は、この試験は毎年、なかなかいいなあ。と思っています。
試験は、確かに大変ですし、成績が勉強の全てではありません。
でも、試験のために、今まで習った内容を振り返ってみると、ここはちゃんとわかるなあとか、意外にここわかってなかったなあ。と、自分で気づいたり、良い点を取りたくて、一生懸命覚え直したりすれば、実際、学びが深くなったり技能が磨かれたりします。
筆記試験で、改めて解答を書くうち、さらにいろんなことを覚えたりもします。
試験は、一つの学習の節目に、案外ちゃんと役に立っているのです。笑
今回も、学生たちは、授業前に、みんなで学習内容を確認したり一緒に手を動かして練習したりしたようです。試験では実技の手もしっかり動いていました。嬉しいですね。
1月になり、中庭のもみじは、すっかり葉を落としましたが、近寄ってみると、見てください。もう、春の芽の準備が始まっていました。
一見、枯れ木に見える枝にも、みどりに色づく前の小さな硬い芽がぎゅうぎゅうに並んでいます。
学生たちも、間も無く社会人。目には見えなくても、みんなの心の中では、新しい旅立ちの準備が整い始めているに違いありません。