駅弁!笑

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ドラマが始まって、1週間が経とうとしています。
みなさんが、楽しんでおられる声を、お見かけし、嬉しく思っています。
このドラマは、一星と春という、若い男子同士の手話会話もコミカルで、私は、元気があって素敵だなと思っています。笑

第1回の放送で、注目を集めたのは、「駅弁」笑。
この手話の解説をしてほしいという声がありましたので、お伝えしておきましょう。

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「駅」(C)手話あいらんど
一方の手のひらを切符に見立て、もう一方の手で、チェックのためにハサミを入れている様子を表現しています。
切符を切る場所だから「駅」。このほか、この手話には、「切符を切る」「改札口」という意味合いもあります。

ただ!!!この様子、今時の若者で、見たことのある人は少なくなっているのではないでしょうか?笑
昭和の時代は、駅員さんが、改札口で、一人一人のお客さんを通しながら、せっせと切符を切っておられましたが、いつしか、自動改札になり、そして、ICカードに取って代わられ、切符を切る様子というよりも、切符自体を見る機会も、少なくなってきたように思います。笑

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一方、その後に続けて、駅弁を抱えてホームで売る姿を表しているのが、一星と春の手話「駅弁」です。
かつては、弁当売りの人が、大きな入れ物を、肩にかかった紐で支えながら持ち歩き、お客さんが、窓を開けて買うのも、駅弁の楽しみの一つでした。でも、今、こうした方の姿を、見かけなくなりました。長い列車の旅では、風情があって素敵なものであったと思います。

もちろん、この「駅弁」という手話、今も、旅の会話などで、楽しく使えますので、ぜひ、覚えてくださいね。決して、下品な表現ではありません。笑
今回、ドラマでは、【裏手話(笑)】としてこの手話が使われているので、そこもまた面白いシーンでした。

ちなみに、この手話を提案したろう者の一人善岡さんは、ろうのお母さんと一緒に放送を見ていたそうですが、このシーンが出たとたん、お母さんがとっさに「あら?駅弁て何?」と素直に質問されたそうです。笑
上品なお母さんには、この手話は、通用しなかったようです。笑

誰もが、知ってるわけではない、様々な表現。でも、確かに、使われている表現。
ドラマの設定によって、そういう手話も、みなさんの目に触れることになり、楽しいドラマに参加させていただいていることに、めっちゃ感謝しています。笑


※PS
「駅弁」という手話は、このほかにもお弁当箱を表現するなど、いろんな表現があります。興味のある方は、手話講座などで習うスラングじゃない「駅弁」も、調べてみてくださいね。笑