星降る夜に〜2人が身を寄せ合う時「好き」は相手の体を使う
「鈴が好き」
愛の言葉としてよく出てくる、手話の「好き」と言う言葉。
第4話では、一星が鈴をバックハグして、相手に語りかける瞬間が印象的でした。
この時、一星の表現する手話、実は、相手の鈴の喉元を使っているのにお気づきでしょうか?
手話では、2人がくっついて、自分の体が使えず、相手にも手話が見えづらい時、ちょっと工夫して、相手の体を使って意味を伝えることがあります。
「好き」「好み」「希望」「〜したい」
(C)手話あいらんど&SoftBank「ゲームで学べる手話辞典」
通常、「好き」は、自分の喉元で、広げた親指と人差し指をスルッとすぼめるように表現します。これは、喉越しのいい飲み物が、するりとお腹に入っていくイメージから生まれた手話だと言われています。(逆に、親指と人差し指を使って、ペッと吐き出すように表現すると「嫌い」と言う意味になります。)
「嫌い」「いや」「受け入れない」
(C)手話あいらんど&SoftBank「ゲームで学べる手話辞典」
この喉元の手話は、抱き合った2人には、相手の体を使った方が、伝えやすいのです。
バックハグした2人の、素敵な手話の会話。あなたも大好きな人とやってみてください。
この手話は、ピッタリ前向きに抱き合った際、相手の首の後ろに回した手で触れるように表現し、その動きで、相手の背中に「好き」と伝えたりすることもあります。
愛し合う2人が、薄暗くても、そっと伝え合える相手の体を使った「好き」。
ドラマが始まった際には、下ネタ手話も色々注目されましたが(笑)、ロマンチックな愛の手話表現も、ぜひ、一緒に覚えてみてください。