★星降る夜に☆彡 電話リレーサービス!!

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「星降る夜に」先週は、ドラマの中で、電話リレーサービスが出てきました。
ドラマでは、ろう者一星が、110番に通話し、手話で迷子の連絡をしようとしていたようです。
こんな時も、聞こえない人は、一般の聞こえる人と同じように、電話をかけることができる時代になりました。

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電話リレーサービスは、聴覚や発話に困難のある人(主に、聞こえない人)が、登録することで、きこえる人との電話が、通訳オペレータを通じて、すぐに双方向につながることができるサービスです。
通訳は、「手話」または「文字」と「音声」で行われ、24時間・365日、いつでも利用できます。
もちろん、110番や、119番などの緊急通報もOK。

手話あいらんどにも、時々、この電話リレーサービスで、電話をかけてきて下さるろうの方もおられます。
逆に、このサービスに登録し専用の電話番号を持った聞こえない人には、私の方からも、音声電話をすることがあります。その時は、オペレータの方が通訳してくださって、相手に手話で内容を伝えてくださいます。
聞こえる私も、聞こえない人に電話する時は、利用できるサービスなんですね。

このサービスは、まだ、2021年7月に始まったばかりですが、2023年2月現在、全国で、11,872名が登録。
子供の学校への電話、お店や病院の予約、仕事の電話、家族との通話など、自由にかける事ができ、今まで耳が聞こえないために電話ができなかった人にとっては、便利なサービスとなっています。

私も、初めて、聞こえない人とこの電話がつながった時は、とても驚きましたし、感動しました。
手話通訳者の方にとっても、こうした仕事が新しく生まれ、通訳で生活していくことのできる人も増え、良いことはいっぱいあります。
もちろんこれからも、改善・開発は、どんどん続いていくと思いますが、令和になって、聞こえない人の環境は、大きく変わっています。

こうした場面も登場し、今時の聴こえない若者の、さりげない暮らしぶりがわかるところも、ちょっと素敵だなあと思いながら、毎週「星降る夜に」を見させてもらっています。

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※電話リレーサービスについて、詳しくは、こちら。