★星降る夜に☆彡 アゴは人差し指の代わり!笑

3月に入り、8話が放送されました。
今週の展開はいかがでしたか?
今回は、ろう者が日頃使う、ナチュラルな表現から。

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「ほら、アーンて、してやりな」と、カネが食卓で、鈴にけしかけるシーンです。笑
これ、カネは、わざわざ手で話すことなく、アゴを使って、「一星に、食べさせてやれ」と表現しています。
こういう場合、通常、人差し指を一星の方に差し向けても良いのですが、食卓で両手もふさがっている上、親しい間柄で、わざわざ手を使うまでもないというとき、ろうの人は、アゴを使って表現することもよくあります。

本物のろう者、五十嵐さんならではの、ネイティブな表現が、とても楽しくて、私もウキウキした場面です。

ろうの人は、アゴで指示を出す。笑
あるある表現なので、ご参考にされてください。

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同じカネの食卓の会話で、私が、もう一つ好きだったのは、これ。
小指を立て女性を示した指に、男性を示す親指を近づけていく表現です。
ドラマでは、料理で男性が女性になびく様子を表して「胃袋をつかむ」という日本語の意味を表現しています。
このほか、この表現は、「女性に首ったけな男性」「男が言いよる」などの意味になります。
男女の指が逆転すれば、「女性が男性に想いを寄せる」「女性の気持ちが男性に傾く」「女性が男性にアプローチをかける」といったニュアンスになります。

仲のいいカップルに、最初にどっちから好きになったの?なんて聞いた時、ろうの人からは、こういう表現で、説明を返してくれることもあると思います。笑
聞こえない人と、こんな会話ができるようになると、楽しいですね。

手話のさりげない表現。ろう者のネイティブな表現。このドラマでは、そんな手話を、楽しく見ることができて、私も嬉しい時間をいただいています。

※ろう者女優 五十嵐由美子さんの情報はこちら
https://minamiruruka.seesaa.net/article/497556383.html
https://minamiruruka.seesaa.net/article/497923024.html