★星降る夜に☆彡 LINEで手話のテレビ電話

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今どきの、ろうの若者は、LINEのテレビ電話(ビデオ通話)でフツーに手話ばな!してる!!
ドラマでは、その様子がさりげなく、表現されています。

これは、8話。カネの無事が確認され、またまた問題発生で、春が一星に連絡した場面です。

かつて、聞こえない人は、電話ができず、待ち合わせの約束を、
往復ハガキで行ったり、本当に緊急の時は、相手の家に直接自転車で駆けつけたりしていた時代もありました。
便利なファックスができても、文面を送れば、相手の家の家族全員に見られたり(笑)。
その後メールが広まって、文面でやり取りできても、自分たちの母語が手話だったりすると、第二言語の日本語文は、ややハードルが高かったり。
そんなこんなで、今では、微妙なニュアンスをちゃんと話して伝えたい時など、ろうの人たちは、たいてい手話動画の電話です。

ただ、これにはちょっと注意が必要。
◯いきなりかけたら、相手が風呂上がりだったり(ドラマの別の回で、鈴がうっかり動画通話に出てしまい、自分がバスタオルを巻いただけだった!と気づいたシーンもありましたね。笑)
◯通話中の背後を、お風呂から出た裸の家族が通り過ぎたり。笑笑
◯女子なら、そもそもすっぴんや部屋着で急に通話に出たくないと思ったり!
それなりにエチケットがあります。

落ち着いて、話したいときは、前もって、LINEの文で「今、動画通話していい?」とか「何時ごろ動画で話しましょう」など、確認や約束をする方が、安心です。

8話では、日頃気心が知れており、緊急時であり、いきなり動画をかけても良い間柄の、一星と春の通話であることは、心に留めて置いた方がいいかもしれませんね。

また、この二人は、お互い、一方の手でスマホを持ち、画面を見ながら、片手で手話をしています。手話でこんな話し方が出来たら、かっこいいですね。
一般に聞こえる私たちは、両手を使う丁寧な手話から習いますが、片手手話も見慣れておくと、役立って楽しいかも。

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さて、私も、髪や服の整わない時、動画の電話をかけてこられると困ってしまいますが(笑)、聞こえない人と、細やかで大事な話をするときは、前もって約束して、ラインなどで動画通話をすることがよくあります。
聞こえない人にとって、大事な内容の時、話しやすい手話で、互いに顔を見ながら伝え合うことは、より意味や気持ちが通じやすく、便利なものなのですね。

でも、私は、まだまだ修行が出来てませんので、ちゃーんと、電話を固定して、自分が映る角度に立て、部屋の背景に洗濯物がかかっていないかなどもよーく確かめ(笑)、その上で「両手」で話すのが、一番安心かなあ。

ラインなどの動画通話は、聞こえる私たちも、みんなでワイワイ複数でつないで話せば、北海道や長野やいろんな場所ともつながり合えて、楽しいものですが、通信速度が速くなった今どきは、聞こえない人にとっても、とても便利なツールとなっています。