手話あいらんどTVクロスカルチャー「南高梅を守るろう者夫婦!!Part3 農家を受け継ぐ決意!」


(動画の始まり)
和歌山県みなべ町。
農道を行くと、梅畑に。大きな梅の実。

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手話あいらんどTVクロスカルチャー。
南 瑠霞です。
植野 陽一朗さん。
植野 永子さん。
梅の農家で、お仕事をされているろうのご夫婦。

今日は、ろう学校のお話などをお聞きします。

陽一朗さんは、和歌山ろう学校卒業。
和歌山市のろう学校は家から遠いので、5歳から寄宿舎生活。
18歳で卒業。

永子さんも、和歌山ろう学校。
5歳から、幼稚部だけ1年間、ろう児の寮で生活。

小1から中3までは、地元の田辺市の、聞こえる子供達の通う一般校へ。

高1から再びろう学校に行き、5年間寮で生活。
20歳で卒業しました。
専攻科の被服科を出ました。

陽一朗さんは、小さい時ろう学校で、手話が禁止。
口元に紙を当て、それが揺れるなどすることで、発音を確認して、覚えた。
難しかったです。

大きくなり、手話のできる先生がいて、だんだん変わり、手話で話せるようになってきました。
勉強は得意ではないですが、体育が好きです。

陽一朗さんが、聞こえなくなったのは、お母さんのお腹にいる時、風疹にかかったためです。
兄弟は、聞こえる姉と、自分の二人。

寄宿舎の中は、手話でした。
みんなで楽しく手話で話し、実家に戻ると、家族は聞こえて、自分だけが聞こえなかった。早くろう学校に戻りたかった。
学校に戻ると、また、手話で元気に話せた。

永子さんは、一般の小学校では、友だちと だいたい話ができたけど、中学校になって、口を読み取るのが難しくなって、ずっと我慢してた。
高校に入って、ろう学校になり、手話で話せて楽しくなった!

梅農家では、聞こえる人とは、身振りや筆談でやりとりしています。通訳の人に来てもらうことも。
農業は、お父さんのおかげで、たくさんのことを見習って、仕事がうまく受け継げました。

子どもは、聞こえる子供がいます。
娘・息子の二人です。
子供達とは、簡単な手話と指文字を中心に、話します。
今は仕事を見つけて、出て行ってしいました。
現在は、私たち夫婦と、母親の3人暮らしです。

南も、実家が串本なので、田舎町。人口も減ってきて心配。
ここはみなべの町で、梅農家を継いで、ろうの方が守っている。地元に帰ってくるというのは勇気が必要だと思う。

みなべの町の、ろう者は4人。
二人は、会社勤め。
農家は、私たち二人。

二人は、地元に貢献していると思います。
お会いして感動しました!!
本当にありがとうございました。

南紀(和歌山県の南の地域)の、ろうの方のご活躍をご紹介しました。
また、お会いしましょう。
さようなら〜〜〜〜!!

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提供 : 手話あいらんど手話教室
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出演 : 植野陽一朗 & 永子 南 瑠霞

構成 : 南 瑠霞
撮影 : 山田 順也
編集 : 青木 孝二
映像写真提供 : 植野陽一朗 & 永子
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協力 : 襷ウェブ