小学生たちもがんばった!手話パフォーマンス甲子園
2023.09.24
全国から、14の高校が集まり、手話パフォーマンス作品を競い合った 第10回全国高校生手話パフォーマンス甲子園が、終了しました。
一位は、熊本聾学校。落語の世界が繰り広げられた、パワフルな演技は、審査員の方々から、見事だったとの声が圧倒的だったと、お聞きしています。
おめでとうございます!!
(全員お揃いの10周年記念Tシャツ)
2013年鳥取県が全国で初めて手話言語条例を制定したのを機にスタートした手話パフォーマンス甲子園は、今回10回目となる節目の大会でした。
手話パフォーマーである、私 南 瑠霞と、ろう者 高木 里華も、春から4ヶ月に渡り、毎月鳥取に通い、小学生たちと特訓を重ね、手話パフォーマンスで、舞台にゲスト出演させていただきました。
地元鳥取聾学校 小学部の4人と、同じく鳥取市内の宮ノ下小学校手話クラブの皆さんの7人。計11人の子供たちと一緒に、地元の作曲家の方が生み出したまさに日本のソウルを歌った「ふるさと」、そして、きいろぐみオリジナルソング「この手で歌おう〜指文字の歌」に、手話を乗せ、15分の演技に挑戦しました。
会場からは、たくさんの手拍子も湧き、子供たちの元気いっぱいの演技が、披露されました。感動!!
会場の皆さんも一緒に「飛行機!!」
ラッパを吹いたら、らりるれろ!!
会場には、様々なエンジニアの方々の力も!!
参加した子供たちは、「手話の大切さに気付いた」「大変だったけど楽しかった。」「目標が達成できた」など、さまざまな感想を教えてくれました。
控室では、宮ノ下小の児童が、進行の様子を、聴こえないお友達に手話通訳するシーンも見られ、子供たちの成長ぶりに、私も嬉しくなりました。
本当に、みんなで頑張って、よかったね。
自分たちの街には、聞こえない人も聞こえる人もいる、聞こえるお友達も聞こえないお友達もいる、と、互いが毎日の生活の中から知ること。そこには、手話という素敵な言葉があること。やって見れば、通じ合え、たくさんの喜びがあること。そういうことを、子供達に楽しく体感してもらえたことは、私にとっても宝物となりました。
子供の頃の、出会いや経験は、大人になって、様々な形で花を咲かせます。
これは、鳥取県と、それぞれの学校の先生方「大人の願い」でもあり、10年後20年後への想いを込めた多くの関係者の皆さんが力を注ぎ続けたことで、元気な本番を迎えられたと思っています。心から感謝です。
本当にありがとうございました。