短大手話指導!!秋の始まり。

声のない手話の授業。神奈川県。
今年も、保育士を目指す学生たちの短大で、始まりました。

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今週は、晴れ。10月だというのに、真夏日だと言われ、30度を越す気温の中、授業が行われました。
中庭のもみじは、まだ、深い緑色をしています。

1回目の今週は、手話でよく使う「あいさつ」のほか、手話が世界共通ではないこと。難聴者・中途失聴者が多く使う「音声対応手話」。ろう者のネイティブな「日本手話」があることなど、基本的な情報提供からスタート。このほか、テレビドラマのセリフを体験したりと、あっという間の100分。

こうした情報や手話表現について、私は、音声なしの日本手話で直接語りかけながら、学生たちに教えています。
最初から、「手話は音声がなくても伝え合える優れた言葉」であることを体感すれば、学生たちは、その空気に自然に溶け込んできてくれます。
全国では、耳の聞こえない学生たちも、同じように大学で授業を受けています。そうした学生たちのことも、思い浮かべながら、「手話」のあり方を学んでもらえれば嬉しいなと思います。

今週は、最初に私が自分の名前を説明する時、「うちわ」「あおぐ」「暑い」「夏」=「南」。全部手話は同じ!と伝えたました。しばらくして授業の途中で、学生がふと立ち上がるではないですか。初日から、急に、何が起きたのか⁈と思えば、習ったばかりの手話で「暑い」「あれ」と何かを指さしました。その先には、なんと冷房のスイッチが。驚!!学生は、「暑いから冷房を入れる」と、初日からいきなり手話で話してくれたのです。私は、とてもうれしくなりました。その学生のおかげで、部屋も涼しくなり、みんなも快適に。どうもありがとう!!

楽しい半年間がスタートしました。
みんなで、一緒に頑張りましょう!!喜

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短大の庭の植物たちは、もう秋の始まりを告げています。