手話の上達の秘訣「習った表現は、その日から使う!」
神奈川県の保育士の卵の皆さんの短大で、手話の講師をしています。
まだ授業は、3~4回終わったところです。
学生たちは、とにかく手で話すため、わからない単語も指文字を使って、一生懸命表現してくれています。
そう!手話の上達の基本は、「習った表現は、その日から使う!」こと!
多くの方が、指文字をニガテだとおっしゃいますが、その指文字、習ったその日から!どんどん使ってください。
指文字は、初心者の時が、一番頭に入ってくると思います。まだ、習いたてで、心が熱いこと。また、わからない単語なども、どんどん指文字であらわすチャンスがあるからです。手話の授業がどんどん進んでしまうと、覚えたい単語の語彙も増え、それにともない、指文字に改めて触れるチャンスが減ってきます。そうならないうちに!ぜひ、指文字を、いっぱい使いましょう。
先輩方が提案する、指文字の覚え方は、いろいろあります。
電車の中の宣伝や、街の看板を、表してみる!というのも、おすすめの方法の一つです。これなら、通勤・通学の途中などにも楽しめますので、まさにすき間の自分時間。
それから、相手の表現を読み取るのは、一人では練習しづらいものですが、自分で鏡を見ながら指文字や手話を表し、どう見えているかなとチェックするのは、自分のためにも、読み取りのためにも参考になるようです。これも、一人でやってみることができるので、みなさんは、面白い。と言っておられます。
あとからでは、なかなか覚えにくい指文字も、最初のうちに、わからない単語を、どんどん指文字で表して聞こえない方や先生に質問したりすれば、指文字の練習にも、また、単語表現を教えてもらうきっかけにもなります。これができるのは、初心者のうち!!
初心者の時は、わからなくて当たり前。間違えてもへたくそでも、まったく問題ありません!笑 またとないチャンスですので、指文字や、習った手話、どんどん使ってみて下さい。
秋雨の関東。