聞こえない人を囲む環境を学ぶ

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先週まで真っ赤だった短大中庭の大もみじは、全体が枯れ色になってきたのがわかるでしょうか? 次にここに来るのは、年明けです。おそらく、すっかり枝が見えて、ちょっと寒そうな姿が見られると思います。

先週は、ろう者ゲスト講師を招き、直接手話で触れ合った学生たち。今週は、聞こえない人たちが置かれている現在の環境についての座学です。

障碍者手帳を申請している、在宅の聴覚言語障碍者は、全国で37~38万人。片耳だけが聞こえない、少し耳が聞こえずらいなど、手帳がなくても、聞こえに不便を感じている人は、およそ1000万人くらいいると言われています。
映画館では、映像と一緒に見れば字幕が出てくる字幕メガネ「スマートグラス」の設置が広がっています。
私たちも、家でテレビの字幕放送を見ることができるけど、音を消して見てみたら、どんなことに気づくかな?
2021年にスタートした電話リレーサービスは、手話通訳オペレータが、24時間365日対応してくれます。聞こえない人が、聞こえる人と通訳を介して自由に電話ができるようになった、公共インフラとしての通話サービスです。
聴導犬は、現在全国でおよそ50頭。
手話言語条例は、2024年11月現在およそ550自治体。

学んでみて気づく、変わりゆく聞こえない人々の様々な環境にも、思いをはせながら、学生たちは手話を学んでいます。
新年の授業は、期末テストや、手話で語り合う茶話会。ちょっぴり大変なことや、楽しいことが待っています。笑
皆さん、良いお年を!

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今週も、神奈川県は、いい天気。

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キリスト教系の学校では、先生一人一人に、クリスマスカードも配られました。
メリークリスマス。