20250727「舞台通訳を目指す!!」講座御礼!~ロールシフトに向き合う!

20250727(日)
集中手話講座「舞台通訳を目指す」を開催しました。
都内のほか、大阪などから、生徒さんにお越しいただき、感動の1日でした。
ありがとうございます。
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(舞台の真ん中って、どこ?など、いろんなディスカッションも。)

※内容は、前回の講座から、ぜひ、ご覧ください。
詳細は、こちら。
【舞台通訳〜ロールシフトは重要課題】


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(一人一人が持つ、別々の課題も、ていねいに相談しながら。)


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(話し手が一人の講演会などと、二人以上の人が登壇する舞台。その違いを見極めることも大切!!)


今回は、アドバイザーとして、村上千鶴子手話通訳士も、参加してくださっていました。村上氏のレポートで、ご報告いたします。
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「読み取り通訳の壁を越える!」に引き続き、27日は「手話通訳集中講座 PART 2 舞台通訳をめざす!」が開催されました。

舞台通訳では、手話の基礎能力に加え、ロールシフトの技術が求められます。
今回は、先ず「聞き取り通訳」の基本から学びました。話者のお話を、初聞きで聞き取り通訳を行い、スマホで動画撮影して、自身の通訳を確認です。
この際、通訳者の目線はどこに向けるべきでしょうか? また、話者の声の抑揚を、手話表現に反映出来ているでしょうか?
手話通訳者自身が、舞台の一部にいると感じられているでしょうか?

話者が2人以上いる場合に、ロールシフトを使うと思われがちですが、実は話者が1人であっても、その人物にロールシフトする必要があります。話者が描いている情景や登場人物のやり取りを的確に受け取り、空間的な位置関係を把握した上で表現する事が求められます。
今回は、舞台上で「話者が1人の場合」と、「2人の場合」を想定し、それぞれに適した通訳表現の練習を行いました。
話者の視点や人物の配置を意識しながら、観客に伝わる立体的な手話表現を目指しました。
この場合も、スマホで撮影し、自身の表現を確認しながら、反省点を踏まえて何度も繰り返し練習を重ねました。動きや目線、人物の配置が観客にどう伝わるかを意識しながら、より的確な通訳表現を検討します。

講座の終わりには、受講生の皆様から「ロールシフト」の重要性について、「目から鱗が落ちる様な気づきがあった。ようやく腑に落ちた。」と言う声が聞かれました。

1人ひとりが、ご自分の課題に向き合いながら、確かな手応えを感じていただけた学びの時間となりました。
皆様、お疲れさまでした。

BY 村上千鶴子(手話通訳士)
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