最期まで手話で語り続けた久美子

愛の劇場 ラブレター

きのう、美波の育ての親、久美子が亡くなりました。
英治を演じるとん平さんが、その亡くなった久美子の頭を、
クシャクシャっと撫でたとき、
父親の深い愛情を感じました。
きっと、小さな頃から、
かわいくてしょうがない娘だったんですね。
その後ろで、涙を流す海司、
幼い小学生の頃のいたずら坊主のままの表情が、
よみがえったような、演技でしたね。

この日の病院シーンの撮影は、
私たち手話チームが、28時終了。
そのあと、美波を演じる鈴木亜美ちゃんは、
31時半・・・つまり朝7時半まで、
かかったのだそうです。
みんなの執念と愛のこもった演技が、
きのうの30分に、詰まっていたと思います。

久美子が最後の最後まで、手話を使ったあのシーン、
あれは、ドラマの中だから、やれたのか・・・
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私は、あのシーンに、
ずっと、亡くなった友人の姿をダブらせて、
撮影に立ち会っていました。
数年前、若くして亡くなった、女性の友人は、
聞こえない彼(恋人)に看取られ、最後の最後まで、
手話で語って、そして息を引き取りました。

人って、本当に亡くなるそのときまで、
あとから覚えた、
自分にとっての第二言語である手話でも、
相手のために、語り続けることができるのだと、
あの時、友人の強い思いを感じました。
「最期まで大切な人と話したい。」
それは、手話を通して、
彼にも、またそばにいた私たちにも、
強く伝わってきました。

久美子の死は、大好きな娘に、
気持ちを伝えたいという、母の激しい思いを、
示していたと思います。

放送は、今日を入れて、あと3回。
このままでは終われない、美波の愛の行方。
ぜひ、見届けてくださいね。

裕一行かんといて.jpg
生みの親の元へ向かう美波を、
涙をこらえて見送る久美子と裕一

"最期まで手話で語り続けた久美子" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント