短大で手話の講師をしています!!感動をありがとう!!

 今月、すごくうれしいことがありました。

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 私は、毎年保育士の短大で、手話の先生をしています。全授業全て声なしで、毎週身振り手振りを交えながら授業を進めていくと、半年後には、みんななんだか、いろんな手話が読み取れるようになり、けっこう自分からも手話でお話をしてくれたりして、大成長してくれるという、感動の授業です。

 やがてすぐに卒業していく学生たちに、私は、いつも伝えています。
 「この授業は、手話の専門家を育てるための授業ではありません。習った手話も使わずにいたら、すぐに忘れてしまうでしょう。笑 でも、この授業は、あなたが将来いつか、聴こえない子供たちや保護者のみなさんに会った時、コミュニケーションの手掛かりとなり、心のよりどころになればと願いを込めて、すすめてきました。もしよかったら、ぜひ、この授業に参加して、楽しく話したこと、そして、聴こえない先生も来て、一緒に触れ合ったこと、そうした思い出を、忘れずにいてください。また、テキストは捨てずに大事にとっておいてください。写真もいっぱい載っているテキストは、みんなが卒業して、いつしか手話を忘れてしまっても、また、5年後10年後に、保育の現場で、手の動きを思い起こす参考になります。授業で書いたレポートも、あなたの感じたこと体験したことが詰まっています。手元に残しておいて、また、聴こえない人と出会った時、読み返せば、あなた自身の文字が、あなたのコミュニケーションへの思いを呼び覚ましてくれます。ぜひ、この授業を大切に、元気に卒業して、素敵な保育士さんになってください。」

 先日、ちょうど、10年前に卒業した学生から、メールがきました。「先生、お久しぶりです。今結婚して、子育てをしています。少し前、難聴の幼児と出会い、学生の時のテキストを見て、また、手話を思い出しています。」と!!!!!
 この学生は、卒業後、私と特に親しく交流していた人ではありません。本当に、10年たって、初めてメールが来たのです。かっきり、10年ぶりの連絡です。
彼女は、10年前の私との約束を守り、ちゃんと、テキストを捨てずに持っていてくれたのです。そして、私の教え通り、聴こえない子供と出会って、私との授業と手話のことを、思い出してくれたのです。

 けして目立つわけでもないごく普通の学生が、10年の時を超えて、私に大きなプレゼントをくれました。とても驚き、また、感謝でいっぱいになりました。人のつながりは、あなどれない。心のつながりは、豊かなコミュニケーションを生み出す。とても、暖かい気持ちをもらいました。
 10年前のあの時、「どうせ、この人たち、すぐ手話のことなんて忘れちゃうんだし、単位さえあげれば、あとはどうでもいいや!」と思っていたら、この日はやってこなかったでしょう。あの日も、あきらめず、大事な話をしてよかったと、心から思いました。
 出会いはとても大切なものだと、あらためて、かつての学生に教えてもらいました。本当に、うれしかったです。ありがとう!!

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