手話のお国ことば

きのうの金曜日、
東京の とある手話サークルで、
ろうの方が楽しそうに話しておられた。

僕は今、東京で暮らしているが、
この前、高校の同窓会で、
北海道の旭川に帰った。
久しぶりに北海道の手話にたくさん触れた。
たとえば、「ひさしぶり」は、両手の人差し指を使う。
「ごめんなさい」は、あごの下で手を振る。
東京の「なるほど」に似ているが、意味が違う。
それから、
「あそぶ」は、お団子を作るように、
両手のひらを合わせてくるくる回す・・・
長い間、東京にいて、すっかり忘れていた、
北海道の手話がよみがえり、
とても懐かしく、うれしく、
友人たちと、昔話に花が咲いた。
楽しい同窓会だった。
聴こえる人にも、お国ことば(方言)があるというが、
手話も同じ。
僕は、北海道の手話に触れて、
とてもうれしかった・・・。

私も広島で生まれ育ち、
広島弁の人に会うと、
今まで何年も使わなかった広島弁が、
自分の口から、ペラペラ出てきたりする。
ふとした拍子に、
「電信棒(電信柱)」「穴がほげる(穴があく)」
「手がたわん(手が届かない)」などの言葉を聞くと、
ああ、その言葉、子供のころ使った使った!!
と、数十年前の記憶がよみがえったり、
嬉しさに興奮したりする。

現在、東京では、共通語的言葉づかいで、
司会などの仕事をしていても、
今の実家の和歌山県に戻ると、
友人知人たちとは、関西言葉で、ペラペラ話す。
特にご近所の方たちと、この言葉で話すときは、
あー、家に帰ってきたんだなーと、
ほっとした気持ちになったりもする。

それと同じように、ろうの方の、
手話のお国ことばの話を聞いて、
なんだか、暖かい気持ちになった。
手話もまた、一つの言葉。
奥深く、豊かである。

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